近年、医薬品メーカーのMR職が減少してきています。その理由はいくつか考えられますが、大きな理由の一つにIT化によるMR職の活動方法が変化してきていることによります。また、さまざまな職種でアウトソーシングが進んでいることよりMR職についてもコントラクトMR化が急速に進んでいます。それではメーカーMR職がなくなるかというとそんなことはありません。今後とも、新薬が次々と市場に導入されますので専門性、新たな治験情報をもって迅速かつ適切な情報活動をするにはメーカーMRは必須と言えます。従って、がん、免疫、中枢系に新薬には専門MRがメーカーにとってはなくてはならないものになります。今後は、全体のMR数は減少するにせよ一定数をもって新薬メーカーの専門MRとコントラクトMRが共存することになります。いずれにしてもMR職は生命にかかわる重要な仕事であり高いスキルをもった人材が今後とも必要になります。